ハクビシンと葡萄

私の家は、富里市と成田市の境にある。家の近くでハクビシンを見かける。夜間、自動車を運転していたら、ヘッドライトに照らされて小さな動物数匹が道路を列をなして歩いていた。額にくっきりと白い線があった。額から鼻にかけての白い線が、ハクビシン(白鼻芯)の名前の由来だ。近所の人も、何度か目撃している。

ハクビシンは、食肉目ジャコウネコ科の夜行性の動物で、東南アジアの熱帯から亜熱帯に生息していて、明治期以前に日本に入ってきたようだ。

千葉県野生鳥獣対策本部が作成した「かしこく防ぐ鳥獣害の手引き」には、「ハクビシンは木登りが得意で、樹上生活者とも呼ばれるほどです。足裏でものをつかむことができるため、ネットやポールだけでなく、1本の針金を登り、そして渡ることができます。また、障害物を越えるため、高さ1m程度また幅1.2mをジャンプすることができます。」と記載がある。ハクビシンは、雑食性で果実類を中心に、ネズミ、モグラ、鳥、鳥の卵、ヘビ等のほか、生ゴミも食べるという。

家の塀の近くに温州ミカンの木が植えてあった。植えてから数年で、やっと数個の実を付けた。ある日、ミカンの木の根本にミカンの皮が落ちていた。誰かが通りがかりに失敬したのかと思った。しかし、それは、ハクビシンの仕業だった。

親戚が横芝光町にいる。親戚の家にも温州ミカンの木がある。その親戚も、ミカンの木の周辺に、中身を食べて、その皮が捨てられていることが続き、誰がそんなことをするのかと訝っていたそうだ。ある日、それがハクビシンの仕業だと分かったそうだ。「皮だけきれいに剥いて、捨ててあるんだから。本当に憎らしいたら、ありゃしない。」と言った。

我が家もそうだったのだ。今時、他人の家のミカンを盗る人などいやしない。取ったとしても、皮を捨てていくなんて考えられないだろう。ミカンの木は、他人の通行の邪魔にならないように、剪定して移植した。そのため、ここ2年程は実を付けなかったが、今年は白い花を咲かせ、数個の実を付けている。

昨年は、ミカンが実を付けなかったので、ハクビシンによるミカンの被害はなかった。しかし、やっと実を付けたブドウが、全てハクビシンに食べられてしまった。ブドウの木は1本だが、棚を造るのが面倒なので、垣根仕立てにした。実が大きくなり始めたので、ブドウの実に袋をかけた。

ある日、その袋が下に落ちていた。風で落ちたとばかり思っていた。しかし、次の日も別の実の袋が落ちていた。しかも、袋は破けていて、ブドウの実も見当たらない。ハクビシンの仕業と気が付いた。それならばと、買った桃の実の周りの緩衝材をブドウに巻き付けて、その上にミカンネットを被せた。薄い紙では一たまりもないが、これで大丈夫。しかしそうは問屋(ハクビシン)が卸ろさない。次の日、見事にネットは引きちぎられ、ブドウは無くなっていた。ハクビシンの爪の前では、緩衝材もネットも何の役にも立たなかった。

今年もブドウの実が大きくなり始めた。今年はどうしようと思っていたら、ふと1Lの牛乳パックが目に入った。ハクビシンの爪にどこまで耐えられるかは未知数だが、これを使ってみたい。1Lパックをリサイクルするようにハサミで切って展開し、それを2つ組み合わせて六角形の筒状にした。これをブドウの実に被せるのだ。

「かしこく防ぐ鳥獣害の手引き」には、ハクビシンは「登はん能力やバランス感覚が発達しているため、低い侵入防止柵やネット柵では効果が無く、防鳥網程度の網では破って侵入してしまいます。また、音、臭い、光等の忌避効果を狙った対策は、一時的には効果がありますが、身に危険が及ばないとわかると効果が低下します。」とある。

ブドウが熟すのは、2か月後だ。上手くいくだろうか。ハクビシンとの戦いは続く。今年は、ミカンも対策しなけければ!

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