秋桜ではなく桜

 コスモスの歌と言えば、山口百恵さんの「秋桜」しか思いつかない。ネットで検索しても特に知っているコスモスの歌は見当たらない。ならば桜は?と検索すれば、「桜ソングランキング」など幾種類もの桜の歌がランク付けされて表示された。残念ながら私は、福山雅治さんの「桜坂」と森山直太朗さんの「さくら」くらいしか知らない。「切ない歌詞が刺さる…定番の桜ソング」なるタイトルも付されたランキングもあった。サクラのハラハラ散るときの姿は、人々を切なく感傷的にさせる力があるようだ。

 戦時中には「同期の桜」が歌われた。「咲いた花なら散るのは覚悟、みごと散りましょ国のため」などと戦闘機の若い操縦士が元気に歌うのは、あまりにも心が痛い。今の時代なら、もっと人を愛する歌であってほしい。

 私の好きな歌に、諌山実生さんの「告白日記」がある。歌詞の内容は、桜が舞い散る坂道で、幼なじみには好きな子がいるのに好きと声にしてしまう。彼は気づかない振りをしてくれるが、熱い涙とともに思い出もあふれ出てくる。「君に会えてよかった。明日からも君が好き」のフレーズで終わる。

 幼なじみに告白したが、自分には振り向いてもらえなかった。それでもその人がずっと好きという気持ちが伸びのある声で切々と歌われている。初恋は、必ずしもうまくいかない。私は、そんな一人だ。

 何だかんだ述べたが、自分が好きな歌を紹介しただけとみんな気づいている。

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