ポケベルに再び脚光-防災ラジオ

今年7月の西日本豪雨は、広島、岡山、愛媛などで大きな人的被害をもたらした。防災行政無線の屋外スピーカーの音声も外を走るの広報車の音声も雨音にかき消されて聞こえなかったという声があった。防災行政無線は、市町村などが地域の防災、応急救助、災害復旧に使用するための無線局で、平時には一般行政事務にも使用されている。

私が住む富里市の防災無線は、屋上設置型屋外拡声器や路上設置型屋外拡声器と呼ばれるものだ。時々成田警察署からの行方不明者の捜索協力や、消防署からの火災発生等の放送をしている。しかし、屋内ではよく聞こえない。また窓を開けても、スピーカーの音声が輻輳してよく聞こえず、途切れ途切れの音声や、まったく意味のないで雑音としか聞こえなくて、内容が理解できないので防災無線の役目を果たしていない。

今日、時事通信社の「ポケベル再び脚光=避難情報の受信機に-届きやすい電波、防災に期待」と文春オンラインの「「過去の遺物」ポケベルの今“第2の人生”防災ラジオへの転身ってどういうこと?」という記事を読んだ。ポケベルなぞ誰も使用しなくなっていると思っていて、それが防災無線として利用されているようなので興味を持った。

私は、ポケベルを使ったことが無い。携帯電話が普及していなかった頃、私が勤務をしていた会社では営業マンの呼び出しに使用していた。しかし、私は事務職だったので、社外に出ることはなかった。液晶画面に数字等が羅列され、それに意味づけをして相手と意思疎通をすることが女子高生に一時人気になった。「ポケベルが鳴らなくて」という歌謡曲がメディアから流れていたことなどを思い出す。

そのポケベルが今、防災行政無線に代わる防災システムになるとして注目されているというのだ。記事によれば、日本でポケベルを扱っている会社は、東京テレメッセージだけとなり、使用者は1500人くらい。医療関係者による利用が多いという。ポケベルは、電磁波を発生させず、電波が通常入りにくい建物の奥やレントゲン室でも電波を受信できるらしい。それは、電波の波長による特性で、長い波長の電波は建物の奥まで届けられるからだ。しかもポケベルに使われる波長の電波は遠方まで届くので、少ない数の基地局で広いエリアをカバーできて、その基地局の電源管理ができれば、災害時に最後まで残る通信手段となりうる。

このポケベル波を受信する「ラジオ機能付き個別受信機」が製造されていて、それを防災行政無線の受信機として家庭等に配置したり、屋上設置型屋外拡声器からの変更を検討している自治体がある。屋上設置型屋外拡声器が聴き取れずに機能していないならば無用の長物だ。室内で明確に聞き取れる音声であり、乾電池を電源に持ち運びも自由な小型受信機は、災害時に大変役立つだろう。

当初ポケベルは14文字を送れるだけだったが、現在は全角304文字まで送れるようになり、各自治体の拠点から発信した文字メッセージを「ラジオ機能付き個別受信機」が受信すると、人の声のように自然に聞こえる音声でお知らせし、重要度が高いメッセージでは最大音量でお知らせをしてくれる。さらに赤色緊急燈を点滅させることや、リピート機能もついているだそうだ。

東京テレメッセージの防災無線システムは広がりだし、約30の自治体の採用と17万代の個別受信機の受注があるそうだ。国及び各自治体が、積極的に、防災行政無線の変革を行っていくことを期待したい。屋外の聞こえにくい無線スピーカーでは意味がない。わが富里市でも、検討して頂きたいものだ。

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